ボールねじ よくあるトラブル

温度上昇による動作精度低下

ボールねじが動作すると、摩擦によりねじ軸温度が上昇することがあります。ねじ軸の温度が上昇すると、ねじ軸が熱により伸びるため、動作精度が低下してしまいます。 高速動作を行う場合、ねじ軸の温度上昇は顕著に表れるため、発熱対策が必要となります。当社のボールねじでは、80℃までが使用範囲となります。

トラブルの対処方法

最適なオイルやグリスの選定 リードを大きくし回転数を少なくする ねじ軸の表面を空気で冷却する

摩擦が原因となりねじ軸が発熱するため、潤滑剤となるオイルやグリスを最適化する必要があります。定期的に給脂、給油を行うことももちろん重要となります。
また、高速動作を行うボールねじについては、回転数が大きくなることネジ軸が発熱しやすくなります。そのため、ロード長さを大きくとり、回転数を下げることも重要となります。
また、高速・高精度が求められる場合は、上記の他に、エアによりねじ軸表面を冷却する方法も有効となります。

ボールねじの修理は当社にお任せください!

ボールねじのトラブル時は、当社にお声かけください。
当社がこれまで行ってきた修理事例を掲載しておりますので、下記からご確認ください。
当社製ボールねじだけでなく、他社製ボールねじの修理も可能です。

よくあるトラブル一覧

長期保管による錆の発生 モーメント荷重、ラジアル荷重による摺動不... ボールねじの衝突によるねじ溝の圧痕 不完全ねじ部へのナットの乗り上げ ねじ軸とナットハウジングの芯ずれ ねじ軸及びナットねじ溝の早期剥離 ナットの脱落 異常トルクの発生 ボールの循環不良 給油不足による低寿命化