技術コラム

2024.01.10

ボールねじのリードとピッチについて

ボールねじの「リード」と「ピッチ」とは

ボールネジの「リード」と「ピッチ」は、ボールネジの異なる要素を表す用語です。

リードは、ネジが1回転することで進む距離を示すパラメータであり、ピッチはネジ山の間隔を示す指標です。

ボールネジの「リード」について

「リード」は、ボールネジが1回転した際に移動する距離を意味します。

例えば、ボールネジが1回転するごとに進む距離が10mmであれば、そのボールネジのリードは10mmとなります。

リードが大きいほど、1回転あたりの移動距離が長くなります。ハイリード系のボールねじは搬送系の装置などに採用される場合が多いです。

 

ボールネジの「ピッチ」について

一方、「ピッチ」は、ボールネジのネジ山の間隔を示します。

ボールネジの隣り合う山どうしの距離がピッチであり、ピッチが狭いほどネジ山の数が多くなります。

ピッチが細かいボールネジは、精密な動きや微調整に適していますが、移動速度はそれほど速くありません。

主に半導体装置に向けた小径のボールねじや、工作機械では研削盤などに採用される場合が多いです。

 

このように、リードとピッチはボールネジの性能や適用範囲を決定する重要な要素です。

必要とする送り速度、使用するモータの最高回転速度より余裕をもって選定します。

 

一般的なネジはリードとピッチが等しい1条ネジです。一方、リード=ピッチとならないネジを多条ネジと言います。

多条ネジはリードがピッチの整数倍になっており、2倍のものを2条ネジ、3倍のものを3条ネジと言います。

例えば、リード40mm ピッチ20mmの場合、2条ネジと言い、リード60mm ピッチ20mmの場合、3条ネジと言います。

 

ボールねじの製作事例

マシニングセンタ用チューブ式片フランジシングルナット

マシニングセンタ用チューブ式片フランジシングルナット

マシニングセンタ用のボールねじ製作事例です。型式BS3612-FRPB2-1129-888-C5のチューブ式片フランジシングルナット仕様となります。荷重500、送り速度36、移動距離900にて稼働します。全長は 1129mmの長尺で、軸径φ36の大径ボールねじとなります。リード長さは12mm、精度等級C5です。

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射出成形機用チューブ式片フランジシングルナット

射出成型機用チューブ式片フランジシングルナット|ボールねじ修理・製作センター.com

射出成型機用のボールねじ製作事例です。型式BS2510-FTB2-244-112-C10のチューブ式片フランジシングルナット仕様となります。荷重50、送り速度10、移動距離50にて稼働します。全長は 244mmの長尺で、軸径φ25の大径ボールねじとなります。リード長さは10mm、精度等級C10です。

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