ボールねじ
修理・オーバーホール事例

衝突による軸の曲がり修正

  • 修理項目
    軸曲がり取り後、洗浄、再組立て
  • 修理対象機器
    研削盤
  • 修理対象箇所
    砥石送り
  • サイズ
    BS4506-FRRB2-1050

BEFORE

早送り時にストロークを超え、他部品に衝突。
写真ではわかりにくいですが、軸取付部に3mm程度の曲がりが発生しています。
再稼働させるとうねりを伴う異音が発生し、モーターへの過負荷も確認できました。
無理に使用を継続させるとボールね破損だけではなく、他部品へのダメージもある為、ボールねじ修正を行う事としました。

AFTER

加工精度を上げるために、バックラッシュを解消する必要があります。そのために、ネジ溝のラッピング(=全周磨き)を行い全ストロークに予圧が掛かるよう調整し直しました。ボールはボールねじの部品で一番硬いので、よく使うストロークのねじ溝が摩耗してしまいます。摩耗したねじ溝に合わせて、使用していないねじ軸のストロークを磨いていきます。具体的には、以下の作業を行いました。
①ボールねじ分解
②軸全周磨き=ラッピング
③ボール全数交換
④再組立て
⑤再調整

ポイント・当社のサービス

ボールねじ修理製作センター.comを運営するオージックでは、ボールねじの修理を行っております。
本事例のような衝突による不具合から、予圧調整、循環部品の交換など、ボールねじの修理、保全を行ないます。
ボールねじに不具合が起こってしまったが、なるべく機械を止めたくないなど、早期の復旧をお考えの方に、
短納期で修理対応致します。
ボールねじの不具合ならぜひ当社までお問い合わせください。

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