経年使用によるバックラッシュ発生
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修理項目ボール入れ替えと予圧調整
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修理対象機器歯車加工機
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修理対象箇所刃物台移動部
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サイズBS5010-FRRB2-750
BEFORE
長期使用した当該設備は使用ストロークのみが摩耗しバックラッシュが発生していました。そのため、加工精度が落ちてしまうという問題がありました。
また、分解してグリスの状態を確認してみると、加工粉塵を含み茶色く変色していました。油による定期的な洗浄を行っておくと、摩耗の進行を抑える事が期待できます。
また、分解してグリスの状態を確認してみると、加工粉塵を含み茶色く変色していました。油による定期的な洗浄を行っておくと、摩耗の進行を抑える事が期待できます。

AFTER
加工精度を上げるために、バックラッシュを解消する必要があります。そのために、ネジ溝のラッピング(=全周磨き)を行い全ストロークに予圧が掛かるよう調整し直しました。ボールはボールねじの部品で一番硬いので、よく使うストロークのねじ溝が摩耗してしまいます。摩耗したねじ溝に合わせて、使用していないねじ軸のストロークを磨いていきます。具体的には、以下の作業を行いました。
①ボールねじ分解
②軸全周磨き=ラッピング
③ボール全数交換
④再組立て
⑤再調整
①ボールねじ分解
②軸全周磨き=ラッピング
③ボール全数交換
④再組立て
⑤再調整

ボールねじの修理に関する関連情報
ボールねじ 修理・オーバーホール事例一覧

使用によるバックラッシュ発生
対象機器
対象箇所幅決め軸搬送用送り軸
修理項目分解錆び取後バックラッシュ調整

ロックしたボールねじの再稼働調整
対象機器製鉄所専用機
対象箇所幅決め軸
修理項目分解・洗浄・部品製作・再組立て

ナットオーバーランによるトラブル対応
対象機器マシニングセンタ
対象箇所切込み軸
修理項目分解・再組立て

ボールねじの異音解消
対象機器フライス盤
対象箇所テーブル送り用
修理項目分解錆び取後バックラッシュ調整

使用による経年劣化
対象機器半導体製部材製造装置
対象箇所テーブル送り用
修理項目分解錆び取後バックラッシュ調整

ロックしたボールねじの再稼働修正
対象機器研削盤
対象箇所砥石台送り用
修理項目磨き直しと循環部品の新規製作