ボールねじ
修理・オーバーホール事例

経年使用によるバックラッシュ発生

  • 修理項目
    ボール入れ替えと予圧調整
  • 修理対象機器
    歯車機械
  • 修理対象箇所
    刃物台送り
  • サイズ
    BS4005-FRRB3-530

BEFORE

長期使用した当該設備は使用ストロークのみが摩耗しバックラッシュが発生していました。そのため、加工精度が落ちてしまいという問題がありました。
また、分解してみると加工粉塵を含む茶色く変色したグリスの状態でした。油による定期的な洗浄を行っておくと、摩耗の進行を抑える事が期待できます。

AFTER

加工精度を上げるために、バックラッシュを解消する必要があります。そのために、ネジ溝のラッピング(=全周磨き)を行い全ストロークに予圧が掛かるよう調整し直しました。ボールはボールねじの部品で一番硬いので、よく使うストロークのねじ溝が摩耗してしまいます。摩耗したねじ溝に合わせて、使用していないねじ軸のストロークを磨いていきます。具体的には、以下の作業を行いました。
①ボールねじ分解
②軸全周磨き=ラッピング
③ボール全数交換
④再組立て
⑤再調整

ポイント・当社のサービス

ボールねじ修理製作センター.comを運営するオージックでは、ボールねじの修理を行っております。
本事例のようなバックラッシュによる不具合から、予圧調整、循環部品の交換など、ボールねじの修理、保全を行ないます。
ボールねじに不具合が起こってしまったが、なるべく機械を止めたくないなど、早期の復旧をお考えの方に、
短納期で修理対応致します。
ボールねじの不具合ならぜひ当社までお問い合わせください。

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